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活火山の3D画像 御嶽山

御嶽山は最大標高3067mあり、活火山としては富士山に次ぐ高さがあります。御嶽山の活動は中期更新世に始まり、古期御嶽山を作りました。その後長い休止期があり、約10万年前に活動を再開し新期御嶽山を作りました。1万年前以降のマグマ噴火活動は4回ほど知られています。 近年では、地獄谷周辺で1979年、1991年、2014年に水蒸気噴火が発生しています。火山活動とは直接関係はありませんが、1984年の長野県西部地震で山体崩壊や地すべりが発生しました。特に大きな被害を伴ったのは伝上川上流で発生した大規模崩壊で、崩壊に伴う岩屑なだれが、 約14km下流の御岳湖まで達しています

■ 御嶽山の3D画像 御嶽山の南側から見た画像になります。

御嶽山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 御嶽山の3D地質図 御嶽山の南側から見た画像になります。

御嶽山の3D地質図

新期御嶽火山岩類
sn:三ノ池溶岩、yn:四ノ池火山噴出物、ic:一ノ池火山噴出物、mm:継子岳火山噴出物、ks:草木谷火山噴出物、ok:奥の院火山噴出物、jd:地獄谷岩脈、kn:金剛堂火山噴出物、ng:濁川火山噴出物、 m:三浦溶岩、n:濁滝火砕流堆積物、y:湯ノ滝溶岩、s:シン谷溶岩

古期御嶽火山岩類
ku:倉越原溶岩、to:東部火山噴出物

地質図は片田・礒見(1958)、山田(1961)、山田・小林(1988)、竹内ほか(1998)をデジタル化したデータを用いました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 御嶽山の3D地質図 御嶽山の南側から見た画像になります。

御嶽山の3D地質図

新期御嶽火山岩類
sn:三ノ池溶岩、yn:四ノ池火山噴出物、ic:一ノ池火山噴出物、mm:継子岳火山噴出物、ks:草木谷火山噴出物、ok:奥の院火山噴出物、jd:地獄谷岩脈、kn:金剛堂火山噴出物、ng:濁川火山噴出物、 m:三浦溶岩、n:濁滝火砕流堆積物、y:湯ノ滝溶岩、s:シン谷溶岩

古期御嶽火山岩類
mz:溝口川溶岩、su:鈴ヶ沢溶岩、ku:倉越原溶岩、to:東部火山噴出物

地質図は片田・礒見(1958)、山田(1961)、山田・小林(1988)、竹内ほか(1998)をデジタル化したデータを用いました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 御嶽山の3D画像 御嶽山の北東側から見た画像になります。

御嶽山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 南西から見た御嶽山 右奥のピークが剣ヶ峰、左が継母岳、中央が地獄谷

御嶽山

■ 開田高原から見た御嶽山

御嶽山

引用文献

片田正人・礒見博(1958)5万分の1地質図幅「上松」,地質調査所.
山田直利(1961)5万分の1地質図幅「加子母」,地質調査所.
山田直利・小林武彦(1988)5万分の1地質図幅「御嶽山」,地質調査所.
竹内誠・中野 俊・原山 智・大塚 勉(1998)5万分の1地質図幅「木曽福島」,地質調査所.

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