活火山の3D画像 鶴見岳・伽藍岳
別府市街の西方には溶岩ドームが南北に連なり、伽藍岳はその最北に、鶴見岳は最南に位置しています。鶴見岳の標高は1375m、伽藍岳の標高は1045.4mです。鶴見岳・伽藍岳は3.5-3万年以前には活動を開始していたと考えられています。 鶴見岳は7300年前以前に山頂付近の溶岩流を流出する噴火がありましたが、それ以降の詳しい活動は明らかになっていません。伽藍岳は771(宝亀3)年、867(貞観9)年に水蒸気噴火があり、近年では1995年に泥火山が形成されるなど活動が活発です。
■ 鶴見岳・伽藍岳の3D画像 鶴見岳・伽藍岳の北側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 鶴見岳・伽藍岳の3D地質図 鶴見岳・伽藍岳の北側から見た画像になります。

鶴見岳火山
T0:主火山体噴出物、T1-T4:溶岩円頂丘群、T5:山頂溶岩
伽藍岳火山
G:溶岩
鬼箕山火山
O:溶岩・スコリア及び火山弾
地質図は星住ほか(1988)をデジタル化したデータを用いました。 標高モデルはASTER GDEMを用いました。
■ 鶴見岳・伽藍岳の3D画像 鶴見岳・伽藍岳の東側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
引用文献
小林哲夫(1984)由布・鶴見火山の地質と最新の噴火活動.地質学論集,24,93-108.
星住英夫・小野晃司・三村弘二・野田徹郎(1988)5万分の1地質図幅「別府」,地質調査所
5万分の1地質図幅「別府」ベクトルデータ(バージョンv01)産業技術総合研究所地質調査総合センター,https://gbank.gsj.jp/datastore/